LOGINこの村では、盗賊や魔物、魔獣が度々村を襲い孤児が多いと思っていたけど……盗賊が幼い子供を拐って目立たなかった。それに子供を拐われた親が孤児を育てていると村長が話してくれた。
今回のような事は、多くあるんだろうなぁ……。可哀想だからといって助けて保護をしていたら、うちが孤児院になっちゃうしなぁ……。それに、村の事は村長の仕事だよな……村長の立場が悪くなるでしょ。
「そっかぁ……名前がないのは不便だよなぁ」悩んだ表情をすると、キラキラした期待をした目で見つめられた。あれ? これって、俺が名前をつけると思ってる?? え? 俺が命名をして良いの?
「あ、あのさぁ……俺が名前を付けても良いの?」少し同様をした表情で聞くと、「べ、べつに……だいじょうぶ」残念そうな表情をして地面を見つめた。
えっと……どっちの大丈夫なの? 残念そうだから……名前を期待してたんだよね。えっと……猫族で「にゃんこ」「ねこちゃん」とかしか思いつかないってば。俺なら拒否するね……。俺、ネーミングセンスは皆無だし……ケルベロスが「ケロちゃん」だよ? ディアブロなんて悪魔だから「あーちゃん」だし。ん……「ミーニャ」とか……どう? うん。これ……俺っぽくて良いんじゃない?
「えっと……ミーニャってどうかなぁ?」恐る恐る聞いてみた。
にぱぁ……と満面の笑顔で頷いた。「わぁ……それ、わたしの名前!? ねぇ? わたしの名前?」何度も確認をしてきた。「う、うん。気に入ってくれたら嬉しいかなぁ……」隣りに座る少女が、俺の膝を揺らして聞いてきていたので答えた。
「うん。かわいい名前……ありがとぉ♪」名前をつけてから無表情だったミーニャが、ずっと笑顔で嬉しそうだった。
はぁ……この感じだと、俺が保護しないとじゃないの? 名前をつけて、気を付けて帰ってね! で、済むとは思えないし……情が湧いてる気がする。とりあえず本人の意思を聞いてみるか。
「ミーニャは、俺と一緒に住みたいとか思う?」真面目な顔をして聞いた。
「……お兄ちゃんは、ミーニャとすみたい? じゃまじゃない?」ミーニャが自分の名前が気に入ったのか、さっそく自分をミーニャと呼んで話してる。それに、俺の心配をしていた。
「うん。一緒に住みたいな。邪魔って思ってたら聞かないってばぁ」ニコッと笑顔で答えた。
「そっかぁ……べつに、いいよ」嬉しさを我慢している表情をして答えた。わぁ……それ、可愛い。耳をピクピクさせて、しっぽが嬉しそうに動いてる。
まずは……服を買わないと……。ボロボロで汚れて茶色くなっているワンピースを着ていた。臭いもキツイしなぁ……
「えっとぉ……魔法で、体をキレイにするけど……いいかな?」いきなり魔法を掛けて怖がらせても可哀想だし。
「……う、うん。痛くない?」少し怯えた表情をして確認をしてきた。
「キレイにするだけだから、痛くないよ。さっぱりする感じかな♪」笑顔で答えると、立ち上がり両腕を横に広げて目を閉じた。あぁ……キレイにするって言ったから洗われると思ってるっぽい。
ミーニャに、手を翳して洗浄魔法を掛けた。ミーニャの身体が、ふんわりと青く光ると、汚れが霧散してキラキラと光り消えて身体がキレイになった。
「終わったよ♪服もキレイに白くなったね〜」とはいえ……ボロボロには変わりない。だが、キレイになって嬉しそうだった。
髪の毛はキレイなサラサラな銀髪になり、肌もキレイで健康的な色白な美人さんになった。
「わぁ〜しんぴんみたぁーい!」ミーニャが、嬉しそうに言ってるけど……新品ではないでしょ、ボロボロだし。
「お店で、新しい服を買おうか♪」笑顔で言うと、警戒された。
「……え?うぅ〜ん……なんで……?ふく、ある。かわなくても、だいじょうぶ」あ、もしかして……奴隷とか人買いに売ろうとしてると思われてる?多分、周りの子供が売られる時にキレイに洗われて、新しい服を着せられてって感じかな。
「そのままでも良いけど、喜んでくれるかなーって思っただけだし。買わないなら、宿屋に戻ろうかな」そう言うと立ち上がり、歩き出した。さっきまでの笑顔が消え、警戒をした表情になっていたが、俺の後ろにつき服を掴んでいた。
ミーニャと村に戻り、屋台を通り過ぎるとお腹が空いているのか、服を掴まれていた服が重くなった。
「お腹が空いたよね〜なにか食べようか!」と言うと、再び笑顔が戻った。「俺、この村の食べ物初めて見るからさぁ〜ミーニャが選んでくれると助かるなぁ」ミーニャを見つめて言うと、嬉しそうに俺の腕を掴み嬉しそうに屋台を案内してくれた。
「えっとねぇ……これとぉ、これが美味しそうだったぁ!」ん……そっか、物心がついた時には……両親はいなかったんだよな。屋台で売ってるものは買ってもらえるわけがないか。
美味しそうに肉串を食べて、満足そうにしていた。「デザートも食べちゃおうか?」ニヤッと笑い聞いてみた。
「え!?……ん……う、うん。いいの?」再び警戒モードになった。「要らないなら、俺だけ食べよーっと♪」クレープのようなモノが売っていた屋台に向かおうとすると、目をキラキラさせてついてきていた。
「あれ?要らないんじゃなかったのかなぁ?」と、意地悪を言った。「うにゅぅ……いるぅ……」目をうるませて可愛く上目遣いで言ってきた。……かわいすぎぃ。
だが、その守護者たちの奮闘も、この伝説級のドラゴンには届かなかったらしい。「アシュテリアが俺を攻撃した時、周りの警護の奴らが守ろうとしてくれてたみたいだけど……まあ、アシュテリアには相手にもされていなかったみたいだなぁ」 苦笑まじりにそう告げると、アシュテリアは「ん? そうだったのですか?」と心底どうでもよさそうに首を傾げた。「羽虫が騒いでいる程度にしか思っていなかったのですよ。レイニーくんを守ろうとした心意気だけは、認めてあげてもいいのですけどねっ」(心意気だけ、か……。ヘルフレイムドラゴンからすれば、王宮の精鋭ですらその程度の認識なんだな) 実力差は残酷なほどに明白だったけれど、主のために命を懸けようとしたその忠誠心は嫌いじゃない。たとえ攻撃が通用しなくても、俺のために動こうとした者たちがいる。影の暗殺者と、忠実なる魔犬「俺を守ってくれてるヤツがいるみたいだけど? コイツラも強いのかなぁ?」 気配の主――壁の影や天井の隅に潜んでいる者たちを指さして聞いてみた。するとアシュテリアは、当然のことを聞かれたと言わんばかりに、また首を傾げる。「あぁ、シャドウアサシンですか? 強いと思うのですよ? って、何に対して強いと聞いてるのか分からないんですけれど……人間界ならかなり強いと思うのです。というか、ここに弱いヤツはいないんじゃないかなぁ……。メイドでも、人間界ならば上級の冒険者のレベルだと思うのですよ」(メイドで上級冒険者レベルって……この王宮の基準、どうなってるんだよ) アシュテリアと比べればどうしても霞んでしまうが、彼女が強すぎるだけで、周りの配下たちも十分すぎるほどに規格外らしい。 シャドウアサシン。影に潜み、音もなく目標を仕留める暗殺の専門家か。彼らがいれば、村の隠れた防衛線としては完璧だろう。 だが、さすがに全員を連れ帰るわけにはいかない。(あまりに魔物だらけにすると、村じゃなくて魔王領になっちゃうしなぁ。まあ、余裕ができたら徐々に送り込めばいいか……。まずは、目に見える警備が必要だよな) 俺は視線を戻し、さっきから洞穴の前で行儀よく俺を待っている一団を見つめた。「ここのワンコの群れは欲しいな……強そうだし、カッコいいし」 そこにいたのは、燃え盛るような眼光と、しなやかで力強い体躯を持つ黒い犬の群れだ。威圧感はあるけれど、
「むぅ……いやぁ。わたしは、レイニーくんと一緒に行動をともにすることを望みますっ」 アシュテリアは途端に頬を膨らませ、不満を露わにした。その様子は、まるでおもちゃを取り上げられた子供のようだ。「でも、村の守護者が欲しいんだよなぁ……」(あの無秩序の森にはワイバーンもいたし、他にも不穏で強そうな魔物の気配が充満してたからな。彼女がいてくれれば安心なんだけど……) 村を守ってほしい俺と、隣にいたい彼女。伝説のヘルフレイムドラゴンをどう説得したものか、俺は頭を悩ませることになった。 闇の支配者と、魔王の遺産 「ここで暮らすつもりがないのなら……ここの守護者とかを連れていけば良いんじゃないのかなぁ? 結構つよいと思うのですよっ」 アシュテリアは小さな胸を張り、自信満々に提案してきた。 言われてみれば、ここに来るまでの道中、王宮の至る所で見たこともない魔物たちを見かけた。番犬のような魔獣や、重厚な鎧に身を包んだ巨漢、無機質な骨の兵隊。さらには上空を舞う、黒炎を纏ったワイバーンのような魔物まで。(あいつら、全部連れていっていいのか? 闇の王の槍を手にしたことで、俺がここの新しい主になったから、みんな配下になったってことなのかな……) もし彼らを村に連れて帰れるなら、これ以上ない鉄壁の警備体制が整うだろう。戦力としても申し分ない。「連れて行って良いなら、村の警備と戦力になりそうだよな。でも、勝手に連れて行って良いのかな?」 俺が首を傾げて尋ねると、アシュテリアは当然だと言わんばかりに、弾んだ声で答えた。「それは、当然なのですよ。この闇の世界は、レイニーくんの支配下になったのですし、新たなる命令をすれば、みな従いますよ……ご主人様っ♪」 彼女はニコっと愛らしく微笑み、俺の腕に自分の腕を絡めてきた。その無邪気な仕草とは裏腹に、口にされた言葉の内容はあまりに衝撃的だった。(……え? 闇の世界? えっと……他の地域に転移をしたんじゃなくて? また異世界に来ちゃった感じ??) 混乱が頭を支配する。ただの遠出だと思っていたのに、いつの間にか別の世界を丸ごと一つ手に入れてしまったのだろうか。(戻れるのかなぁ? あ、でも……連れて戻ればいいって言ってたし、行き来はできるっぽいよね) 思わぬ形で「魔界の軍勢」を手に入れることになった俺は、まずはどの魔物を村へ
「残念だけど……俺、今さぁ……加減が出来なくなっちゃってるんだよねっ♪ 瞬殺しちゃったらごめんね」 ニコっと笑う俺の瞳には、一切の慈悲は宿っていない。 それまで余裕を崩さなかったドラゴンが、バッと跳ねるように起き上がった。その巨躯は目に見えて震え、黄金の瞳には「死」の恐怖が鮮明に浮かんでいる。「あ、え? あの……ごめんなさい! 寝ぼけていただけなのですっ」 先ほどまでの尊大な口調はどこへやら、ドラゴンは慌てふためき、まばゆい光と共にその姿を縮めた。 煙が晴れた先にいたのは、禍々しい竜ではなく、地面に手をつき、涙目で必死に頭を下げる一人の可憐な少女だった。 漆黒の守護竜と、紫の瞳の少女 あ、まあ……そうだよな。 自分の家に勝手に入ってきた知らない奴が、寝込みを襲うように近寄ってきたら、誰だって驚くし、身を守るために全力で攻撃しちゃうよな。現状を冷静に分析してみれば、悪いのは完全に不法侵入した俺の方だ。 目の前で震える可愛らしい少女の姿を見ていると、さっきまでの禍々しい槍を振るう気なんて一気に失せてしまった。俺は憑き物が落ちたように肩の力を抜くと、素直に言葉を返した。「まぁ、人の寝床に勝手に入った俺が悪いんだよな……こっちこそ、ごめんねっ」「うぅ……ホントに死ぬかと思ったぁ……。いきなり攻撃をしちゃって、ごめーんっ!」 俺の謝罪を聞いて極限の緊張から解放されたのか、彼女は大きな瞳に涙を溜めながら、勢いよく俺に抱きついてきた。 擬態した彼女は、薄紫色の柔らかなセミロングの髪を揺らし、深い紫色の美しい瞳を潤ませている。その小さく温かな体温が伝わってきて、さっきまで山を吹き飛ばすような炎を吐いていたドラゴンだとは到底信じられない。 彼女は俺の胸元に顔を埋めてひとしきり震えていたが、やがてハッとしたように身を引き、その場に跪いた。 漆黒の守護竜と、永遠の誓い 「あの……一生おそばにいさせてください。そして、永遠の忠誠を捧げさせてくださいっ!」 いきなり可愛らしい少女に忠誠を誓われた。(ん? まだ寝ぼけてる? 意味がわからないぞぉ??)「え? 忠誠って……? まだ寝ぼけてるのかな?」 小さな女の子と言っても、俺より歳上っぽい……12歳くらいかな。そんな女の子が跪いてお願いをしてる。「寝ぼけてないのです……さすがに目は覚め
この黒い石で築かれた巨大な建造物は、夜空に浮かぶ影のように見え、高くそびえる塔がいくつも立ち並んでいる。塔の頂には常に暗雲が立ち込め、闇の火が燃え盛り周囲を照らし出していた。宮殿の門には重厚な鉄の扉があり、その威圧的な姿は訪れる者に畏敬の念を抱かせる。 宮殿の内部に足を踏み入れると、黒と赤を基調とした豪華な装飾が目に飛び込んできた。壁には黒曜石とルビーが嵌め込まれ、煌びやかな反射が美しい広がりを見せ目を引く。広いホールには豪華なシャンデリアが吊り下げられ、闇の火によって妖しく輝いていた。大理石の床には複雑な模様が刻まれ魔法陣のようにも見え気になってしまう。各部屋の入口には重厚なカーテンが掛けられていた。 王宮は豪華さだけでなく、厳重な警備が施されていた。闇の魔力によって強化された衛兵が宮殿の各所に立ち並び、無言で鋭い目を光らせていたが俺には無反応だった。宮殿全体には強力な魔法の結界が張り巡らされ、侵入者を拒む仕組みとなっており、結界に触れる者はその場で強力な呪いを受ける危険があるが、結界が可視化して見えるので問題は無かった。 さらに、王宮の内部には闇の王の魔法によって作られた監視の目が設置されており、不審な動きを感知すると即座に警報を発し衛兵を呼び寄せるらしい。廊下や部屋の随所には隠された罠が仕掛けられており、毒矢や落とし穴、呪いの魔法など多岐にわたる罠が侵入者を待ち受けている。また、闇の王が飼っている巨大な護衛獣も存在し、王宮の特定の区域を守っている。これらの護衛獣は闇の魔力を帯びており、通常の武器では対抗できないという説明がいろいろと伝わってきた。黒炎の洗礼と、想定外の守護竜 宮殿のあまりに禍々しい光景に、俺は思わず首を振った。 ここに住めと言われている気がするけれど、流石にここを拠点にするのは無理がある。ディアブロや他の悪魔たちなら喜ぶだろうけれど、人間であるルフィアや、神聖な気配を持つ天使たちをこんな場所に住まわせるわけにはいかない。「うん、ここは豪華で広くて良いんだけど……却下だな……」 早々に宮殿を後にし、広大な庭へと出ると、そこには山ほどもある巨大な影が横たわっていた。漆黒の鱗に、絶えずゆらゆらと立ち昇る禍々しい黒炎。その熱によって、周囲の山肌は赤く焼け、普通の草木が一本も生えない異界と化している。 薄暗い洞穴の中で丸まるそ
「分かってるなら、イタズラをしないでよね。危ないからさぁ」と、文句じゃなくではなく心配をする表情でミアに言った。「うん。わかったぁ〜」注意をされて素直に聞き入れて、嬉しそうに返事をしていた。(そう言えば……ミアに注意をする人がいないんだっけ。心配をしてほしくてイタズラをしていたっぽいなぁ……) そう、昨日は1体を脅しの意味で威嚇射撃をしたら……黒炎弾が威力の制御が出来ずに、ほぼ不発な状態の黒炎弾だったので、少し威力を強くしたファイアショットを試したら……大火力の巨大なファイアショットを放ってしまった。 イメージ通りに魔法が制御できなくなっていた。(うぅ〜ん……なんだったんだろ??思い当たることと言えば、恋だなぁ……セラフィーナと出会った日からおかしくなり始めたんだし。不治の病と言われてるくらいだし、重症だよねぇ……はぁ) 村の貴族の屋敷で、土地もあり儲かっていた時に作られた屋敷っぽくリビングには3人掛けのソファーが4つにテーブルが2つ設置してあった。他にはテーブルが3つあり4人で話ができる大きさもあり、椅子も各テーブルに4つ設置されていた。 少し肌寒いのか、ミアが寄りかかってきていつも通り腕に抱きついてきて、向かい合わせで抱きついて抱えられているミーニャに文句をいうかと思ったら気にしていない様子だ。「ちょっと、肌寒かったけど二人が温かくて、幸せ〜♪」と言うと二人が顔を上げて見つめてきて、ニッコリと笑い二人も幸せそうな表情をした。(ミアとミーニャは、相性は良さそうだね。良かったぁ〜♪) リビングに入ってくる気配の方を向くと、不治の病の元のセラフィーナが笑顔で駆け寄ってくる。「レイニー様、おはようございます」と、ミアの反対の俺の隣に座ると手を繋いできた。(うぅ……柔らかくて温かい手だなぁ♪やっぱりドキドキしちゃう……)「おい、小
ゴロッと回転し部屋の方を見るようにすると、座るとパジャマの丈が短くなり太ももが少し出ていて、直接ミーニャの太ももに俺の頬が触れた。ミーニャの柔らかな太ももの感触が伝わりドキッとしてしまう。 そんな事を考えていると、ミーニャが優しく頬を撫でてきてガバッと覆いかぶさるように抱きしめてきた。「……ぅ、う、うにゃぁ……すきぃ……。お兄ちゃん……、きょうは、かわいぃ」俺の髪の毛の匂いを嗅いでいる気がする……あれ、今日はオフロに入ってないんじゃない?臭ってないかなぁ……と心配になってしまう。「えっと……髪の毛臭くない?お風呂に入ってないから……」クンクンと匂いを嗅いでいたミーニャが「お兄ちゃん、の香りすきぃ……。いいニオイ」俺の頭に頬を着けて、しばらく、どっちが甘えているのか分からない状況が続いた。でも、お互いに甘えられたんじゃないかなぁ♪ 抱きしめるのをやめると、ミーニャがジッと俺の横顔を見つめていて……顔を近づけてきた。え!? なに? もしかして……キスとか!? と思っていると。「……カプッ♪ カプッ♪」と俺の頬を甘噛みしてきた。それに、味わうように俺の頬にミーニャの温かく柔らかな舌の感触がにゅるっとしていた。くすぐったい……回復効果があるんだよな、今回は……癒し効果もありそうじゃん?「な、なに……? え?」と驚いていると「お兄ちゃん、おいしそう……」意外な返答が返ってきた。「いや、あのぉ……食べないでよぉ!」慌てて言うと、「ホントには、たべないよ」と真面目な顔をして言ってきた。真面目な顔をしていう場面じゃないと思うよ。こわいってばっ! あ、でも……ワイルドなキスみたいな感じな